高等部:高等部通信2月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-2(2)
2026年2月7日
(2)高等部のキャリア教育の実践
上記したようなキャリア教育を通信制高校で実践するためには、一つ目の『人間形成・社会形成力』ではクラス単位での集団行動が職場の環境に直結するソーシャルスキルの育成に不可欠です。そしてクラス内での班活動およびそのグループのリーダーや学校行事における係分担におけるリーダーなどあらゆる場面で役割を担わせ、一般就労におけるグループワークのSSTを学校生活において実践させています。また自然学園は校舎内に小学部の児童から大学部の学生まで幅広い年齢層の人たちとの交流があり、意識的に学校行事においてもその機会を作っています。
二つ目の『自己理解・自己管理』の実践に関しては、企業において必ず要望される私生活を通じて保護者や学校側が管理・要望しなくても定時に服薬できることと体調の変化に応じた休息や離席などの自己管理および生活習慣の確立などを学校生活や授業において指導を実践しています。また自分自身の障害やつまずきの特性を自己理解し合理的配慮を企業の求める能力をキャリア教育の授業カリキュラムに導入しています。三つ目の『課題対応能力』と『キャリアプランニング能力』の根底には勤労観や職業観を育むことがあります。よく言われる「働くことは何か」の質問に対して特別支援学校の入試面談で子どもたちが用意してきた通り一辺倒の解答どおりに実感できている生徒は皆無でしょう。卒業生や高等部の3年生に話を聞くと初めて企業の実習をして、企業の方に指摘されたこと、経験して気づいたことが働くために必要なこととして自分に向かい合うことができ、現実として考え、働くために何をしなければいけないかを目標として考えられるようになったと話していました。彼らのそのような気持ち変化に対し段階を踏まえて保護者同伴での進路説明会、キャリア教育のカリキュラムにおける授業やホームルームそして毎年実施する企業で働く卒業生の経験談交えながら就労について考える進路体験学習など数多くのキャリアを育成するプログラムに参加することで具体的な将来設計の具現化を図っていきます。高校でのキャリア教育の特徴と同様体験的な活動を重視するプログラムを組んでいます。





